植物を育てるときに「光」って本当に重要ですよね。でも、「LED」「PPFD」「μmol」なんて単語が飛び交うと、ちょっと混乱してしまいますよね。特に植物育成用LEDを選ぶとき、「何を基準に選べばいいの?」と頭を抱えた経験はありませんか?
今回は、植物育成用LEDを選ぶ際のキーポイントになる「PPFD」について、分かりやすく解説していきます!
PPFDって何?植物にとっての「光の量」を測る物差し
まず基本中の基本。PPFDとは「Photosynthetic Photon Flux Density」の略で、日本語では「光合成光量子束密度」といいます。ややこしい名前ですが、簡単に言うと「植物が光合成に使える光の量」のことです。
単位は「μmol/m²/s(マイクロモル毎平方メートル毎秒)」。これは1秒間に1平方メートルあたりに降り注ぐ光合成に有効な光子(光の粒)の数を表しています。
つまり、PPFDの数値が高いほど、植物は光合成のためのエネルギーをたくさん受け取れるということになります!
植物によって最適なPPFD値は違う!
植物の種類によって、必要なPPFD値は大きく異なります。大まかに分けると:
– 日陰を好む植物(シダ、観葉植物など): 10〜30μmol/m²/s
– 中程度の光を好む植物(ハーブ、葉物野菜など): 30〜100μmol/m²/s
– 強い光を好む植物(トマト、ペッパー、多くの花など): 100〜300μmol/m²/s以上
– 特に光を必要とする植物(サボテンなど): 300μmol/m²/s以上
例えば、サラダ菜やバジルなら50〜100μmol/m²/sほどでも十分育ちますが、イチゴやトマトなどの実をつける野菜は150〜300μmol/m²/s以上必要なことが多いです。
LEDの距離でPPFDは大きく変わる!
同じLEDライトでも、植物からの距離によってPPFD値は劇的に変化します。一般的に光源からの距離が2倍になると、PPFDは約1/4になります(逆二乗の法則)。
例えば、ある育成LEDが高さ30cmの位置で100μmol/m²/sだとしたら、60cmに離すと約25μmol/m²/sになってしまいます。
だから、LEDの設置高さは本当に重要なんです!メーカーが推奨する設置高さを必ず確認しましょう。
LED選びのポイント:PPFDだけじゃない!
育成LEDを選ぶときは、PPFDだけでなく以下のポイントも考慮すると失敗が少なくなります:
1. 光の波長(スペクトル): 植物の成長には赤色と青色の光が特に重要です。バランスの良いスペクトルを持つLEDを選びましょう。
2. 照射面積: 同じPPFDでも、広い範囲をカバーできるLEDの方が多くの植物を育てられます。
3. 消費電力: 効率の良いLEDは同じ電力でより高いPPFD値を出せます。電気代の節約にもつながります。
4. 熱の発生量: LEDは比較的熱が少ないですが、高出力になると熱問題も無視できません。放熱設計が優れたモデルを選びましょう。
おすすめの育成LED
実際に植物栽培で評判の良い育成LEDを紹介します。LEDECOショップでは、様々なニーズに合わせた育成用LEDを取り扱っています。
例えば、小型の「プランティアグロウ」は観葉植物やハーブ栽培に最適。本格的な野菜栽培なら「フルスペクトルグロウライト」シリーズがおすすめです。
特に、LEDECOショップの植物育成用LED製品は、PPFDデータがしっかり公開されているので、自分の育てたい植物に合わせて選びやすいのが魅力です。
理想の育成環境を作るために
植物育成用LEDを選ぶ際は、育てたい植物の種類をまず明確にし、必要なPPFD値を把握することが大切です。そして、光の質(スペクトル)、照射範囲、電力効率などを総合的に判断して選びましょう。
正しいLEDを選べば、室内でも太陽光に負けない素晴らしい植物が育てられます。ぜひ自分の植物に合った最適なLEDを見つけて、植物栽培を楽しんでくださいませ。
Happy Growing!
植物育成LEDライトをお探しの方へ
室内で観葉植物や野菜を育てたい方には、LEDECOショップの植物育成ライトがおすすめです。プロ仕様の高品質なライトで、植物の成長をしっかりサポートします!