LED ecological Lighting for the future

太陽光の代替として植物の育成に必要な光を照射することができる特殊な照明のことです。


太陽光と植物の関係

●植物が「太陽光」から得られる光エネルギーを取り込み、生きていくために必要な養分を作り出すことを「光合成」と呼びます。
植物が光合成する為に必要な「太陽光」には「波長」が関係してきます。

波長とは

●「波長」とは空間を伝わる波の持つ周期的な長さのことで、光を波として表現したものを「光の波長」と呼びます。




太陽光の色と波長の関係

●太陽光の色は一般的に「白色光」と呼ばれていますが、太陽光を「光の波長」として表現した場合は「赤、橙、黄、緑、青、紫」と複数の色の波長が連続しています。
つまり太陽光の「白色光」という白色は複数の色が混ざりあってできた白色ということが分かります。

太陽光の波長は紫外線や赤外線などの幅広い領域の波で形成されており、「フルスペクトル」とも呼ばれています。
しかし人間の目には太陽光の幅広い領域の波長のうち、「可視光」と呼ばれる一部の波の領域しか確認することができません。




植物の光合成に有効な「光の波長」

●太陽光は植物だけではなく人間や多くの生物に必要不可欠な光です。また太陽光の 「光の波長」に対する「感度」は植物も人間もそれぞれ異なった領域を持っています。
●植物には光合成を行う為に必要な「光の波長」の「感度」があり、「光合成有効放射」と呼ばれています。




人工光での植物育成について

●農業分野では太陽光の代わりにLED照明や蛍光灯などの人工光源を活用して野菜や 果物を生産する「植物工場」と呼ばれる次世代の手法の導入が進んでいます。
●植物工場の光源については長年、蛍光灯や白熱電球が使用されてきましたが、白熱電球の製造終了や消費電力・寿命の観点からLED照明への切り替えが進んでいます。
●「植物工場」で使用されているLED照明は「植物育成用LED」と呼ばれており、照射する「光の波長」が「光合成有効放射」をカバーしているのが特徴です。

●人工光で植物を栽培する場合、一般的には「光合成有効放射」の中でも「青色の波長(400~500nm)」と「赤色の波長(600~700nm)」が必要とされています。
一般的に知られている効果として「青色の波長」は「植物の形態形成」「赤色の波長」は「植物の成長促進」の効果があるとされ、「植物育成用LED」は 青色と赤色の波長のみに波長を絞った光を使用したピンク色のLED照明が主流となっています。




「LEDECO」の植物育成用LEDとは?

●今現在、一般的に流通しているいわゆる「ピンク色の光を放つ植物育成用LED」は植物の生育や健康維持には最適な光ではあるが、人間に対しては長時間浴びていると潜在的にストレスを与えてしまう光と言われています。
●「LEDECO」の植物育成用LEDは「光合成有効放射」をカバーしつつ、「青色」と「赤色」それぞれの「波長」の要素を含んだ「オリジナルの白色LED」を採用しており、植物にも人にもやさしい最適な照明となっております。