
植物育成ライトを選ぶとき、出力や照射角度とあわせて確認したいのが色温度です。LEDECOの口金E26対応植物育成LEDライトには、2700K・3600K・4000Kの色温度があります。ただし、すべての製品で3種類から選べるわけではありません。
この記事では、3つの色温度による光の見え方、製品ごとに選べる組み合わせ、LEDECOが公開している照度・PPFD・光束の違いを整理します。色温度を選ぶ際の注意点も確認し、ご使用になる部屋や植物に合わせた選び方をご紹介します。
植物育成ライトの色温度とは
色温度は光の色みを表す数値で、単位にはK(ケルビン)を使います。一般に、数値が低い光は黄みを帯びた暖かい色に見え、数値が高くなるにつれて白みのある光に見えます。
LEDECOで扱っている3つの色温度は、次のように見え方が異なります。
- 2700K:電球色に近い、黄みを帯びた暖かみのある光
- 3600K:2700Kより白く、4000Kよりやや暖かみを感じる光
- 4000K:3600Kより白みがあり、すっきりと見えやすい光
色温度は、主に光の見え方や空間の印象を判断するための指標です。色温度だけで植物に届く光の量や、植物育成ライトとしての適性が決まるわけではありません。植物に届く光を確認するときは、PPFD、照射距離、照射角度などもあわせて見る必要があります。
選べる色温度は製品によって異なる
LEDECOの口金E26対応植物育成LEDライトでは、製品ごとに選べる色温度が決まっています。
LPL05WB
- 消費電力:5W
- 形状:電球タイプ
- 色温度:2700K・3600K
LPL09WB
- 消費電力:9W
- 形状:電球タイプ
- 色温度:2700K・3600K
LPL15WP
- 消費電力:15W
- 形状:パータイプ
- 色温度:2700K・3600K
LPL20WPC
- 消費電力:20W
- 形状:スポットタイプ
- 色温度:2700K・4000K
- 照射角度:36°・60°
2700Kは4製品すべてで選べます。3600Kを選べるのは5W・9W・15W、4000Kを選べるのは20Wのみです。同じ製品で3600Kと4000Kを比較して選べる構成ではないため、必要な出力や照射範囲を先に確認してから色温度を選ぶと分かりやすくなります。
色温度別の照度とPPFDを確認
照度は、照らされた面の明るさを示す数値で、単位はlx(ルクス)です。PPFDは、植物の光合成に利用される波長域の光が、一定時間に単位面積へどれだけ届くかを示す指標で、単位はμmol/m²/sです。
以下は、LEDECOの商品ページに掲載されている数値です。同じ製品、同じ測定距離、同じ照射角度の条件で色温度を比較できるようにまとめています。
LPL05WB(測定距離20cm)
- 2700K:照度1,717lx・PPFD 33.7μmol/m²/s
- 3600K:照度2,017lx・PPFD 35.6μmol/m²/s
LPL09WB(測定距離20cm)
- 2700K:照度2,848lx・PPFD 55.9μmol/m²/s
- 3600K:照度3,174lx・PPFD 56.4μmol/m²/s
LPL15WP(測定距離20cm)
- 2700K:照度5,938lx・PPFD 109.42μmol/m²/s
- 3600K:照度7,110lx・PPFD 120.01μmol/m²/s
LPL20WPC・照射角度36°(測定距離50cm)
- 2700K:照度11,385lx・PPFD 213.60μmol/m²/s
- 4000K:照度13,275lx・PPFD 221.04μmol/m²/s
LPL20WPC・照射角度60°(測定距離50cm)
- 2700K:照度5,965lx・PPFD 111.95μmol/m²/s
- 4000K:照度7,885lx・PPFD 131.55μmol/m²/s
LEDECOが公開している同一条件の数値を比べると、4製品とも高い色温度の仕様で照度とPPFDが高くなっています。ただし、これは各製品の公開仕様を比較した結果であり、植物育成ライト全般に当てはまる一般則ではありません。
数値の差も製品によって異なります。たとえばLPL09WBのPPFDは、2700Kが55.9、3600Kが56.4で、差は約0.9%です。一方、LPL15WPでは、2700Kが109.42、3600Kが120.01で、差は約9.7%あります。そのため、色温度が違うだけで植物に届く光の量が大きく変わるとは一律に判断できません。
製品をまたいだ数値の単純比較には注意
LPL05WB・LPL09WB・LPL15WPは20cm、LPL20WPCは50cmの距離で測定されています。また、LPL20WPCには36°と60°の2つの照射角度があります。
照度とPPFDは、ライトからの距離や光の広がり方によって変わります。このため、たとえば15Wと20Wの掲載値をそのまま並べて、出力だけによる性能差と判断することはできません。色温度による違いを確認するときは、同じ製品・同じ距離・同じ照射角度の数値どうしを比較してください。
LPL20WPCでは、36°は光を狭い範囲へ集め、60°はより広い範囲を照らします。色温度を選ぶ前に、植物の大きさ、必要な照射範囲、ライトを設置できる距離に合わせて照射角度を選ぶことが大切です。
光束の公開値も色温度で異なる
光束は光源から出る光の総量を示す数値で、単位はlm(ルーメン)です。LEDECOの商品ページに掲載されている色温度別の光束は、次のとおりです。
- LPL09WB:2700Kは640lm、3600Kは680lm
- LPL15WP:2700Kは1,040lm、3600Kは1,140lm
- LPL20WPC:2700Kは1,521lm、4000Kは1,827lm
LPL05WBの商品ページには、光束の数値が掲載されていません。また、LPL20WPCの商品ページの光束は色温度別に掲載されていますが、36°・60°の照射角度別には区分されていません。光束だけで植物に届く光の量を判断せず、PPFDや照射条件もあわせて確認してください。
4製品の演色評価指数はRa95
色温度とは別に、光が物の色をどのように見せるかを表す指標として、平均演色評価数(Ra)があります。数値が高いほど、基準となる光の下で見た色に近く見えることを示します。
LEDECOの商品ページでは、LPL05WB・LPL09WB・LPL15WP・LPL20WPCの演色評価指数はいずれもRa95とされています。各製品では、選べる色温度にかかわらず共通の仕様としてRa95が掲載されています。
高演色の白色LEDは、植物本来の色を自然に見せやすいため、植物育成用としてだけでなく、植物をインテリアの一部として楽しみたい空間にも取り入れやすい光です。
2700K・3600K・4000Kの選び方
色温度を選ぶときは、植物だけを見るのではなく、部屋の照明や家具との調和も確認すると選びやすくなります。
暖かみのある空間には2700K
2700Kは、電球色の照明を使っているリビングや寝室、木製家具の多い空間になじみやすい色温度です。黄みを帯びた落ち着きのある光で植物を照らしたい場合に向いています。2700Kは4製品すべてで選択できます。
暖かさを残しながら白さも求めるなら3600K
3600Kは、2700Kより白く、4000Kより暖かみを感じる光です。電球色では黄色みが強いと感じるものの、白すぎる光は避けたい空間で検討しやすい色温度です。3600Kを選べるのは、LPL05WB・LPL09WB・LPL15WPです。
すっきりした白い光を求めるなら4000K
4000Kは、3600Kより白みを感じやすく、作業スペースや白色系の照明を使用している部屋になじみやすい色温度です。LEDECOの口金E26対応製品で4000Kを選べるのはLPL20WPCのみです。
植物に届く光を重視するとき
公開されている照度とPPFDだけを比較すると、同一製品・同一条件では高い色温度の仕様が上回っています。ただし、色温度の高さだけで選ぶのではなく、育てる植物が必要とする光の量、設置距離、照射範囲、部屋での光の見え方を含めて判断してください。
特にLPL20WPCは、2700K・4000Kの色温度に加えて、36°・60°の照射角度を選びます。狭い範囲へ光を集めたい場合と、広い範囲を照らしたい場合では適した角度が異なるため、色温度と照射角度を分けて考えることが大切です。
- 2700Kは黄みを帯びた暖かい光、3600Kは暖かさを残した白い光、4000Kはよりすっきりした白い光です。
- LPL05WB・LPL09WB・LPL15WPは2700Kと3600K、LPL20WPCは2700Kと4000Kから選べます。
- LEDECOの公開値では、同一製品・同一測定条件において、高い色温度の仕様で照度とPPFDが高くなっています。
- 照度とPPFDは測定距離や照射角度によって変わるため、条件の異なる製品どうしを単純に比較することはできません。
- 4製品の演色評価指数は、いずれもRa95です。
- 色温度は、植物に必要な光の量だけでなく、部屋の照明やインテリアとの調和も考えて選びます。
LEDECOのセット商品では、植物育成LEDライト、色温度、スタンドの本体カラーを組み合わせて選べます。LPL20WPCのセットでは、さらに36°・60°の照射角度も選択できます。設置場所や植物に合う組み合わせをご確認ください。

